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「試験でカンニングは悪いに決まってるじゃないか! あんたも大学教員だろう、何言ってんだ!」

と怒られそうな気がしますが、まあちょっと待ってください。

 入試が済んで、合格してきた連中への試験には「持ち込み可」のテストがたくさんあります。「辞書持込み可」「手書きのノートは持込可、参考書は不可」な どなど。たかだか10年ちょっとですが、大学で数千人に教えて単位を出してきた、率直な感想としては、持ち込みを可にしようと不可にしようと、実力がある やつはハッキリ分かるし、ダメなやつはダメと、これまた如実に分かります(持ち込み可にしたほうが結果は残酷ですね^^;)。

「そりゃ話が違うだろう、ノートや辞書じゃない、相手はネットで答えを教えてもらってるんだぞ」

・・・はいはい、それはそうなんですが、僕は「情報処理」というネットワーク・コンピュータの必修科目で3000人弱くらい担当したんですが、ネット使え る状況のほうが、実はさっきの「持ち込み」状況は露骨なんですね。ネットをフルに使ってレポートで提出させると、本当に出来るやつはそのままプロになれそ うなものを出してきますし(数%)、大半は普通の出来、2割くらいは「まじめにやってんのかい?」と聞きたくなるようなのが返ってくる、これが21世紀の 東大生の普通の分布です。

 今回の「カンニング」が微妙にコミカルで、どこか憎めないのは【質問】をしても、きちんと答えてくれる人が確実にいるかどうか、必ずしも定かでなく見え るところです。なるほど「ベストアンサー」は書き込まれているけれど、それが「共犯者」による計画的な犯行かどうか、定かでない。というのは、多分「共 犯」ではない人の解答も寄せられているからです。試験終了時刻をとうに過ぎてから「解答案」を書き込んでくれた「善意の協力者」の情報は、少なくとも試験 場では役に立たなかったはず。どこか間抜けなのと、そんな役に立たなかった解答にも

ありがとうございます
(^o^)/

と書き込んでいるaicezukiは、どこかしら憎めないところがある、と見るのは、受験生を好意的に見る癖のついている教官の偏見かもしれませんが・・・

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